営農型太陽光発電って何?農業しながら発電できる新しい営農スタイルをご紹介。

どうして営農型太陽光発電が注目されているの?

農地がどんどん消えていった
地球温暖化が問題となり再生可能エネルギーとしてもっとも手軽とされた太陽光発電が注目を集めました。普及を促進するため固定価格買取制度でき、大々的に全量売電を目的とした大規模な太陽光発電所がブームとなって乱立、太陽光発電は大きく開けた土地が最も適しているという特性上、同じくその条件が適しているとされる農業用地がターゲットにされ、太陽光発電施設へと転用するケースが増加しました。
しかし農業は食糧生産の基盤であるためそれらを生産する農地の確保はとても重要なことであり、転用され農地が減少することは農家の減少と同じように問題視されていました。
農地を守りつつ発電もできるように
そこで農業とエネルギーを両立する様々な制度が少しずつ整備され始め、その結果として注目を集め始めたのが営農しながら太陽光発電を行う「営農型太陽光発電」です。今までの転用型と違ってパネルの下で営農することが前提の発電ですので、農地が減るわけではありません。農地は減らないけれど発電事業ができるという新しい農業のあり方にはじめはなかなか許可が下りませんでしたが、今では年間500件近い許可が下りるほどとなりました。
営農型太陽光発電に関する許可の数

太陽光をシェアする仕組み

農地に架台、人も機械も作業可能!
営農型太陽光発電は農地に架台を建てることでその上部空間を太陽光発電で利用します。作物の生育に必要な日射量を考慮し、パネルの枚数や間隔を調整することで農業と太陽光発電の両立を可能にします。
農地架台は下部で営農すること、つまり人が作業をすることを前提に設計されています。柱に注意する必要はありますが十分機械作業もできる高さを確保できます。また、日よけやスプリンクラーなどを設置して農作業をしやすくするための工夫も可能です。
下部農地での栽培作物
この発電方法はその特性上農地に降り注ぐ太陽光を一部遮る形となります。特殊条件下での栽培となるため、この農地で育てるのはその土地に適している農作物、また農業技術が確立されている農作物が好ましいです。農林水産省の「営農型太陽光発電取組支援ガイドブック(2020年度版)」には、米や麦9%、野菜など37%、果樹11%、花き1%、観賞用植物29%、その他13%の割合だと紹介されています。
営農型太陽光発電の環境下で育てられている作物の割合

農業以外でも活用できる!

アウトドア施設の屋根代わりに
営農型太陽光発電に使用されている部材は、農地はもちろんそれ以外の土地でも利用可能な汎用性を持っています。下で人が作業することが前提の設計をしておりますので、屋外施設(アウトドア施設)にて日よけや雨よけとして利用することもできます。蓄電池と組み合わせることで下部空間の照明や施設で利用する電力を一部まかなうことが可能です。

よくあるQ&A

景観は大丈夫なの?
自治体ごとに景観法など様々な制限がありますのでサンエイはそれらに配慮して設計・施工を行います。そのため、地域によっては施工できないこともございます。
土壌汚染は大丈夫なの?
太陽光発電に使用される物質は汚染につながるような化学物質の含有率基準値が定められており、サンエイが施工に使う部材はすべてこれらの基準値をクリアしたものです。