営農型太陽光発電を導入するメリットとデメリット

導入によるメリット

営農型太陽光発電に使用する架台
電気代が削減できる
生産した電気を農園の灌水設備やハウス内の暖房設備で利用したり、隣接している施設の照明や空調のために使用したりすれば電気代の削減が可能です。これによって収入の使用可能枠を拡張することができるため、農業経営の規模拡大や6次産業化(経営の多角化)にもつながります。 全量売電を行う場合は農産物の収入とは別に、副収入として売電収入が入ります。
夏場の温度上昇を抑えられる
農地上部のパネルによって直射日光が遮られるため夏場の農作業がしやすくなります。また直射日光が原因の水路や下部空間の温度上昇も抑えることができるため、温水などによる農作物への被害も抑えることができます。
休耕地の有効活用ができる
電気代を抑えたり売電収入を得たりすることができるため、休耕地を再び農地として活用しようという動きにつながる可能性があります。また利用されていない土地を食を支える土地に、非常時にライフラインを確保できる土地に変えることは、話題性や地域創生にもつながります。
ブランド力の強化ができる
生産に必要なエネルギーを太陽光発電によってまかなっていること、低炭素プロセス下での栽培であるということは話題性もあり、ブランド力の強化にもつながります。

導入によるデメリット

架台と基礎の接続
撤去が求められるケースもある
設置にあたって一時転用許可が必要になりますが、農産物の生産などに著しい支障がある場合には施設を撤去して復元しなくてはならないことがあります。設置前の段階でより慎重に計画を立てる必要があり、撤去のリスクがあることを知っておかなければなりません。
育てる作物のノウハウがより必要
上部に太陽光パネルが設置されるという特殊条件下での栽培となるため、今までのノウハウを更新しなくてはならないことになります。新しい環境下でも収量や品質に大きな影響の出ないよう注意しなくてはなりません。
導入にコストがかかる
太陽光発電による利益をある程度得るためには、それなりの規模の発電所を設ける必要があります。太陽光発電を設置するためのコストは年々下がってきてはいるものの、規模に応じてコストもかかってきます。
作業がしづらくなる
農地に基礎および柱が立ちますので重機をはじめとした農作業がしづらくなります。柱に注意して作業を行う必要が出てくるため、重機の操縦を慎重に行う必要があり、手間や時間がかかるというデメリットがあります。

よくあるQ&A

売電はまだ利益がでるの?
発電施設の規模、パネルの間隔や枚数によって売電による収入は異なり、すべての農家様が売電による利益を得られるわけではありません。営農型太陽光発電はあくまで営農(によって収益を得ること)が大前提であり、売電はあくまで副収入(補助的なもの)となります。電気を多く利用される農家様は、自家消費によって電気代削減のメリットが出てくる場合がございます。