タンパク質量を増やすために大豆を多く与えて育てたコオロギの成分を分析してみた
こんにちは!こはるらぼのこはるです。
今回は題名にある通り、マッスルコオロギを生み出す実験についてご紹介します♩
。。。
「…いやいや、マッスルコオロギってなに?!」
って感じですよね(゚∀゚)
このまま押し切ろうかと思いましたが、やめておきますね。
説明しよう!マッスルコオロギとは…
”タンパク質豊富なエサを食べ続けて育ったことで筋肉が発達し、自身のタンパク質量が増加したコオロギ”
筋肉ムキムキだからマッスルコオロギ、です。
そんなわけで、実験開始です。
1.大豆だけで育ててみた
人間界で筋肉をつけるといったら、運動+「プロテインを飲む」のが一般的ですよね。
じゃあプロテインの原料の代表格「大豆」をたくさん食べれば、コオロギも筋肉がつくのでは?
ということで、、、
大胆に大豆だけでコオロギを育ててみることにしました。
大豆は「自然のバランス栄養食」と呼ばれるほど栄養豊富らしいので、大豆だけでも育つだろうというシンプルかつ安直な考えです(´-ω-`)
▼使ったのはこちらの大豆パウダーです▼
こちらの大豆パウダーのタンパク質含有率は39%!
ノーマルのエサのタンパク質含有率が24%ですので、それより15%%多くタンパク質を含むってわけです。
これは期待大ですよ(; ・`д・´)
では結果をみていきましょう!
結果発表
「分析データなし」
。。。ん?
って感じですよね。
ご説明しますと、大豆だけではコオロギは成虫まで育ちませんでした。
全く育たなかったわけではないのですが、数千匹のうち、成虫まで育ったのは数匹でした。
ですので、サンプルが集まらず、分析にかけることができませんでした。
何がコオロギたちにとっての幸せか、わたしにはわかりませんが、栄養不足でずっと苦しい思いをしていたのだとしたら申し訳ないことをしてしまいました。
コオロギたちに感謝して、この経験を次に活かしたいと思います。
2.大豆:ノーマル=1:1で育ててみた
コオロギたちが元気に育つことが分かっている「ノーマルのエサ」に、大豆パウダーを混合して、
タンパク質量を高めたエサをつくって食べてもらいました。
こちらのエサは、ノーマルのエサよりたんぱく質含有率が7%増加しています(`・ω・´)
では結果をみてみましょう!
結果発表
▼フタホシコオロギの一般成分▼
▼ヨーロッパイエコオロギの一般成分▼
。。。あれ?
タンパク質、変わらなくない??
ノーマルのコオロギと比較して、
フタホシが-0.2%
イエコが+1.2%
著しい変化とは、とてもじゃないですが言えないです。
そんなばかな?!と思い、
「昆虫 筋肉 増える」で検索してみると、、、そこには衝撃の事実が書かれていました。
いくら頑張っても硬い殻があるから筋肉増やされへんやん
子ども科学電話相談:https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/kodomoq/NmZGzo79Lj.html
このサイトの内容を要約すると、
「人間は骨より外側に筋肉がついている内骨格の生き物、筋トレすればするほど筋肉は大きくなれる。
それに対して、コオロギのような昆虫は外骨格の生き物。筋肉つけるったって外骨格より大きくはなれないでしょ。」
ってこと。。。
いわれてみればそっか~!!(´・ω・`)
そっか~(´・ω・`)
…(´・ω・`)
いい勉強になりましたね!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
魅力的なコオロギを生み出すべく、こはるの研究は続きます。
to be continued…