こんにちは!こはるらぼ管理人のこはるです。
今回はなんと、タイトルからお察しの通り…
”「卵の謎」の真実” を共有したいと思います!
そもそも「卵の謎」ってなに??
という方のために簡単にご説明しますね。
コオロギの卵の、何が謎だったか、それは頭とお尻の向きです。
卵は縦長な形(タイ米とかそんな感じ)をしていて、それが産卵場所に上から刺さるようなかたちで産み付けられます。
産み付けられた卵は数日経過すると、「目の部分」が黒く確認できるようになります。
その「目」が、ほとんどの卵において上側にあるのです。
(3つ前の投稿「コオロギの卵の謎」で写真付きで詳しくご紹介しています)
このことに疑問を感じて、ブログにしたところ、
ブログ公開からものの30分後、Instagramに1通のDMが届きました。。。
そのDMにはなんと ”「コオロギの卵の謎」の真実” が書かれていたのです(゚д゚)エーーー‼
あまりのレスポンスの速さと親切さに、夢でも見ているのかと錯覚しました。
答えを教えてくださったのは「もしむしちゃんねる(moshi_mushi_if3)」様。
なんと”昆虫利用型食糧生産コンソーシアム”公認のアカウントでいらっしゃいます。
しかも学生さんが中心となって発信されているようで、頭が上がりません ( ´・ω・)
「もし、むしが日々の食卓をいっそう豊かにする世の中になったら…」
こんな想いで研究など取り組まれているそうで、、、
私自身、この考え方にはよく共感できます。
昆虫は、食の新たな選択肢となるべきだと思います。
強要されるべきでもないし、頭ごなしに嫌うべきでもない。
昆虫を食すことで、自分も地球も、より豊かになったら素敵ですよね。
。。。
すみません、語りモードに入ってしまいました!
卵の謎の真実をお話ししないとですね!(^▽^;)
さて、私はこの卵の謎に対して、2つの仮説をたてていました。
仮説①が、
「卵が産卵管から出てくるとき、卵のお尻側から排出されるので顔側が上になる」説、
仮説②が、
「産み付けられた卵が発生過程で重力の影響を受けることにより、上側が顔になる」説です。
さて、この中に真実はあったのでしょうか??
もしむしちゃんねる様は、とある論文からその真実を見つけ出してくださいました。
その論文によると、、、
卵の向き(どちらが頭でどちらがお尻か)は産み付けられる前、つまりお母さんのお腹の中の時点で既に決定しているんだそうです!
ということは、仮説①が正解ということになるんでしょうか。
産卵管から卵が排出される際に、必ず卵の後端(お尻側)から出てくるのかは定かではありませんが、ほとんどの卵について目が上側にできている事実を踏まえると、そのように理解してもよさそうですよね。
いや~真実が知れてすっきりしました!
もしむしちゃんねる様、本当にありがとうございました!
。。。と、一件落着かと思いきや、
そこにはさらに気になる事実が書かれていたのです。
なんと卵は、産み付けられた時点で前端(頭側)と後端(お尻側)の形状が違うらしいのです!
そこで私は思いました。
この形状の違いを見分けることができたならば、
産みたての卵を見て、”どちら側に目ができてくるかを予言できる”ということか…?
と。。。
その能力ほしい!!(; ・`д・´)
その一心で私はラボに駆け出しました。
そして早速トライしてみました!
こちらが産みたて卵です↓↓↓
論文によると、「前端は尖っていて、後端は丸みを帯びている」そうです。
さてさて、尖っているのはどっちだ~?
。。。
。。。
こ、こうかな??(尖っている気配のするほうを左に揃えてみた)
。。。
。。。
。。。
うん!わからん!
どうやら私は預言者には向いていなかったようです。
最後になってしまいましたが、もしむしちゃんねる様にご紹介いただいた論文を載せておきます。
【Embryonic development of the cricket Gryllus bimaculatus】
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S001216061500189X?via%3Dihub
生命の神秘を感じざるを得ない内容になっておりますので、ご興味のある方は読んでみてください!
論文中の動画や図を見るだけでも面白いのでぜひ(●^o^●)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ではまた!