こんにちは!こはるらぼ管理人のこはるです。
今回はコオロギの謎の粒についてのお話をしたいと思います!
タイトルに”謎”とついているので、
「また謎をぶん投げて終わりだな」
と勘づいちゃったそこのあなた、
今回はちゃんと答えも持ってきたのでご安心ください(`・ω・´)
では早速、謎にうつりましょう~
まず私が謎の粒について気になり始めたきっかけからお話ししようと思います。
コオロギの飼育を始めてしばらくたったころ、ラボの中にコバエが発生してしまったことがあります。
発生場所は産卵床。
ラボ内はいつもポカポカで、産卵床は程よく湿気ています。
つまり
コバエ目線では天国です。
私目線では控えめに言って地獄です。
そんな私を横目にコバエさんたちは産卵床で元気に産卵します。
私も黙ってはいません、血眼になってコバエの卵・幼虫・蛹を探します。
その時に見つけたのが今回の主役”謎の粒”です。
ではその謎の粒とやらをご覧いただきましょう♩
こちらが謎の粒です↓↓↓
どうでしょう?
コオロギ飼育経験のある方、みたことありませんか?
大きさは1mmほどで、しずく型をしています。
産卵床を注意深く見ると、必ず出会えます。
そしておもしろいのが、この粒、ピロピロっとひものようなものが付いていて、
そのひも部分で産卵床からぶら下がっていることが多いんです。
「どゆこと??」
空耳がした気がするので、写真を載せます(^▽^;)
こちらがぶら下がっている状態の粒です↓↓↓
この粒を見つけたとき、私はコバエに脳内を侵されていたので、
これもコバエにかかわる何かなのではと思って、無心で潰していました…(^▽^;)
ちなみに潰すとこんな感じ↓↓↓
プチっといって潰れます。
中からは特に何も出てきません。
さて、ここまでの情報でこの粒の正体が分かった方はいらっしゃるのでしょうか??
もしいらっしゃるならその方はかなりのIQの持ち主でしょうね(´-ω-`)
ではここらへんで答えの発表をしちゃいますね!
私は数カ月もの間、正体が分からず悶々としていたので、皆さまには同じ思いをしてもらいたくないので…(´・ω・)
この粒、名前がついていて、
「精包」
というそうです。
名前からピンときたかもしれませんが、つまり「精子の入った袋」ですね。
コオロギの交尾はメスがオスの上に乗っかって、オスはメスのお尻にこの精包をひっつけます。
メスはひっつけられた精包から、体内に精子を取り込むんだそうです。
で、空になった精包がこれ↓↓↓ってことですね。
この正体を知ると、
・産卵床で見つかること
・ひも部分に粘着力があること
・潰しても何も出てこないこと
全てに納得できますね!
そして私は、コオロギたちの交尾の残骸を、無駄に目の敵にしていたということです。
。。。無知って怖いです(´・ω・`)
以上、コオロギの謎の粒についてでした!
今回もお付き合いいただきありがとうございました~!
ではまた!