こんにちは!こはるらぼ管理人のこはるです。
今回は飼育作業中に見つけたコオロギを紹介します~!
題名にもある通り、小さな成虫コオロギです。
ご覧いただく前に、「成虫」の定義についてすこし振り返っておきましょう♩
コオロギが成虫と名乗るための条件、それは羽が生えていることです。
いたってシンプルな条件なのですが、実はその道のりは決して易しくはありません。
コオロギは通常、成虫になるまでに8回脱皮します。
つまり8回目の脱皮で羽が生えるということですね。
「それは分かるけど、いったい何が易しくないの?」
って感じかと思います。
実は脱皮って命懸けなんです。
どういうことかというと、、、
コオロギは数十分かけて脱皮を完了させます。
そしてこの間は身動きが取れないため、他のコオロギからちょっかいを出されたりします。その結果、大きな傷を負うことがあります。
↓この状態↓
また、脱皮が完了してもさらに数十分の間は思うように動き回れません。
↓この状態↓
しかも脱皮したてのコオロギは柔らかいため、
他のコオロギから攻撃を受けやすく、食べられてしまう危険さえあります。
他のコオロギからの攻撃というのは、”自然界とは比じゃない高密度での養殖”という、養殖場の環境による部分も大きいですが、自然界でも何らかの天敵からの攻撃はあると考えると似たようなものかと思います。
コオロギにとって脱皮は、大人になるために避けては通れない試練みたいなものでしょうか。
それが8回もあるんですから大変どころじゃありません。
人間で、成人までに8回も死線をくぐり抜けたなんて人、そうそういないですよね。
私でもせいぜい3回くらいです。
この苦労を知ると、成虫コオロギの背中が心なしか大きく見えますね。
脱皮への想いが溢れて前置きが長くなってしまいましたが、本題の小さい成虫をご覧いただきましょう!
↓こちらです↓
左の成虫、ちっさくないですか?
どちらもメスです。
・・・
小さいですよね。
どれくらい違うかというと、こんな感じ↓↓↓
体長だけで言うと、一般的な成虫の65%しかありませんでした。
人間の成人女性(20代)の平均身長が157㎝くらいなので、その65%だと102㎝です。
これは4才の女の子の平均身長です。
比較していいものかはちょっと分かりませんが、なんだか心配になるほど小さい気がします。
2匹とも同じ環境下で育ったので、遺伝的なのものか、餌になかなかありつけなかったか、一体この子になにがあったのでしょうか。
でも先にお話ししたように、成虫になれているだけですごいことなんです。
他のコオロギよりも小さくて力はなかったかもしれませんが、立派に成虫になったことを称えたいですね。
最後はしっぽりとなっちゃいましたが、、、
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!